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夏の室内を快適に!屋根の遮熱方法のご紹介

暑かったり寒かったり気候の変化についていくのが大変ですね。

5月~6月にかけて急激に外気温もあがり、天気のいい日は特に室内の暑さが気になる・・・という方は多いのではないでしょうか。

そこで今回は屋根の遮熱方法についてご紹介したいと思います。

 

  家が暑くなるメカニズムと屋根の遮熱効果

 なぜ部屋の中が暑くなるのか

屋根はもともと遮熱機能を持っていないものが大半です。よって部屋の中が暑くなるメカニズムとしては、夏場に家の中で太陽に一番近い部分の屋根へ直射日光が降り注ぐことにより、屋根の表面温度が上がり、もともと日光を反射する機能のない屋根を通過し、建物内へ伝わってしまう、ということなのです。

 

屋根に遮熱対策をするだけでここまで違う!

図1

屋根の遮熱対策方法は3つ(遮熱塗装・遮熱機能つき屋根材・遮熱シート)ありますが、その中でも最も手軽でコスト的にも家庭に優しい方法は遮熱塗装(遮熱機能をもった塗料で屋根を塗装する方法)です。

遮熱塗装を行うと屋根の表面温度が約20℃下がります。ただし、これはあくまで屋根の表面温度の話です。室内(体感)温度は人によって体感は異なりますが、遮熱塗装をされたお施主様の声として、「夏場のクーラー設定温度を前は19℃まで下げていたが27℃でもよくなった」や「2階のモワッとした空気がなくなった」などが挙げられます。

 

 暑くなりやすいのはこんなお家

友人はそんなに家の暑さに困っているという話は聞かないのに、自分の家は暑くてたまらない、そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか。それはなぜかというと、実は暑くなりやすい家と、なりにくい家が存在するのです。

なぜ暑くなりやすいか、それは簡単にいうと日光を室内へ通しやすい造りになっているお家だからなのです。ここではそんな「暑くなりやすい=日光を通しやすい家」をいくつかご紹介します。
暑さにお悩みの方でこれらに当てはまる方は即座に、そのあとに記載いたします遮熱対策を考えてみてください。

 

家の種類 写真 特徴
金属屋根のお家 金属屋根 - コピー 金属屋根とは素材の種類として「トタン」「ガルバリウム鋼板」「アルミ」と呼ばれるものです。
金属屋根は熱伝導率が高く、屋根材の中で表面が一番熱くなります。また金属屋根自体が薄いので、表面温度がすぐ裏に伝わり、結果として室内温度が上がってしまうのです。
天井が吹き抜けのお家  吹抜け - コピー※1 天井が吹き抜けになっていると、部屋全体の容積が増え、熱い空気を溜めてしまうので、まず冷房が効きにくい構造になっています。
また、リビング部分を1階・2階と分断しないため、2階部分のガラス窓からの日光も入り、部屋全体が暑くなりやすいのです。
2階や3階にリビングがあるお家(二世帯住宅の場合など) 2kai※2 2階や3階にリビングがある場合、窓が多くそもそも暑い場合が多いです。またこの場合、吹抜け天井になっている場合もあるので、前段でもお話した通り部屋が暑くなりやすいのです。2階のリビングには基本的に天窓(屋根部分に取り付けられた窓)がついており、冬は良いのですが夏は暑いという現状があります。
屋根がスレート瓦のお家 キャプチャ 現在の戸建のお家で多くの比率を占めているスレート瓦ですが、屋根材の厚みが4~5ミリ程度しかありません。よってかなりの熱が屋根裏に侵入してしまい、室内の暑さに繋がってしまいます。

いかがでしたでしょうか。

これらに当てはまり、緩和したいと思った方はぜひ屋根に遮熱対策を行うことを検討されてみてください。

 

 屋根に遮熱塗装をお考えの方へ

 遮熱塗料の効果

塗料を塗るだけで効果ってあるの?と思われる方もいるかもしれませんが、屋根の表面温度で15℃~20℃、室内(体感)下がります。

暑さに困っていない方でも、家の塗替えをするときは屋根に使う塗料は遮熱効果つきにするという方もいらっしゃいます。

しかし、あまりにも屋根自体の劣化が進んでいる(家の置かれている環境にもよりますが、築20年以上経っていると劣化具合)と、その上から塗装を行うというのが不可能で、屋根の張替えや重ね張りという対策を打たなければならない場合があります。

ですので、そこまで築年数は経っていないが、暑さに悩んでいたり、ちょうど外壁も塗り替えようと思っていて屋根も同時に!と思っている方には遮熱塗装をオススメいたします。

 

●日本ペイント  サーモアイシリーズ

サーモアイカタログ

下塗りにも遮熱機能をもたせ、一般的な遮熱塗料よりも高い効果を発揮。色も40色と豊富なラインナップから選べる。

耐候年数:サーモアイSi:10~15年 サーモアイF:15~20年

 

●エスケー化研  クールタイトシリーズ

クールタイトパンフ

特殊セラミック成分配合により汚れがつきにくく遮熱機能が長持ちする。
色も41色と豊富なラインナップから選べる。

耐候年数:クールタイトSi:6~8年 クールタイトF:8~10年

 

●アステックペイント  シャネツサーモシリーズ

スーパーシャネツサーモFpng

下塗りにも遮熱機能をもたせ、一般的な遮熱塗料よりも高い効果を発揮。

無機顔料使用により、変退色も防ぐ。

耐候年数:シャネツサーモSi:10~15年 シャネツサーモF:15~20年

 

 遮熱機能つき屋根材をお考えの方へ

遮熱機能つき屋根材の効果

今設置されている屋根に塗装するのが遮熱塗装に対し、屋根ごと遮熱機能つきのものに変えてしまう、というのがこちらです。

新築で今から家を建てる方や、屋根自体が相当劣化していて(築20年以上のお家はこのパターンが多く見られます)塗装ができそうにないという方に適した方法だといえるでしょう。

コスト的には遮熱塗装よりかかりますが、その分もちろん耐久年数は長く、ものによっては30年相当遮熱機能のもつものもあります。
また家を建てたり屋根を張り替えたりすることは頻繁に行うことではありませんので、せっかく屋根を選ぶタイミングであれば次項で紹介する屋根材をお選びいただくことをオススメいたします。

 

 オススメ遮熱機能つき屋根材

ここではオススメの遮熱機能つき屋根材を商品別に紹介いたします。

 

●ケイミュー株式会社  遮熱グラッサシリーズ

遮熱グラッサ

赤外線を反射する特殊顔料を配合し、屋根の色あせ・耐久性も兼ね備えた屋根材。色も7色から選べる。

耐候年数 ~30年

 

●ニチハ株式会社  横暖ルーフシリーズ

ニチハ

耐久性、屋根材種類も希望に合わせて選べる6種類展開。

変色・退色等の保証制度もついている。

耐候年数 10~20年

 

●田島ルーフィング  アスファルトシングル

アスファルトシングル

ガラス繊維基材にアスファルトを含浸させ砂で色をつけた屋根材。

防水性能を持ち、あらゆる形の屋根にフィットする。

耐候年数  10~20年

 

   屋根遮熱シートをお考えの方へ

 遮熱シートの効果

その名の通り、屋根表面や屋根裏に貼ることで遮熱効果をもたらすものが遮熱シートです。夏場の遮熱効果は遮熱塗装と同じく、屋根裏で10℃、室内(体感)温度で5℃ほどの変化があり、エアコンの稼働台数が減るという結果が出ているのですが、冬場も同様に電気使用量が3分の1に減ったとの事例もあります。

また、中には厚い断熱材を使わずとも断熱効果をもっているものもあります。

主に工場などの大型物件に使われるのが一般的ですが、戸建のお家にも使用可能で、壁にも使用できるものも多いので、屋根外壁ともに遮熱断熱したい際もオススメです。

こちらは遮熱塗料、遮熱材に比べて少しマイナーなため、扱っているリフォーム店が少ないのが現状です。よって遮熱シートが気になる方は、認定施工店(遮熱シートを取り扱っているリフォーム店)をまず調べてから、そこに問い合わせるのが早いでしょう。

 

オススメ遮熱シート

ここではオススメの屋根用遮熱シートをメーカー・商品別にご紹介いたします。

 

●株式会社ライフテック  サーモバリアシリーズ

サーモバリア3

断熱機能を併せ持つ。

室内隠蔽タイプ・屋外露出タイプと貼る箇所も選べ、幅広いシリーズから機能性も選べる。

耐候年数  10~15年

 

●ケイミュー株式会社  遮熱シートLite

ケイミュー遮熱Lite

屋根裏の熱気・湿気を同時に排出し、屋根裏の温度を下げることで室内へ伝わる熱を下げる。

※ケイミューの屋根材との併用でのみ利用可

耐候年数 10~15年

 

●プレイリーホームズ株式会社  アストロフォイール

アストロフォイール

アルミ純度99%、反射率97%で侵入熱量を36~47%カット。

省エネ効果も優れる。

耐候年数  10~15年

 

  屋根の遮熱対策にDIYはオススメできない

高いところは苦手ではないし、屋根に遮熱対策のための施工を自分でしてみよう!と考えた方もいるかと思います。

しかし結論から申し上げますと、DIY=自力作業はオススメできません。なぜなら屋根の上で施工をするとなると、まず危険が伴うからです。プロの職人でも屋根から落下して大怪我をしてしまうこともあるので、一般の方であればより危ないのは確かです。

労働安全衛生法では2メートル以上の高さで作業を行う場合は高所作業扱いとなり、ヘルメット、安全帯、作業床の設置 もしくは保護ネットが必要になります。2階建て以上の建物の場合、基本的に仮設足場無しでの作業は考えられません。

また屋根には雨の通り道があり、計画的に雨水を排出することで雨漏りを防いでいます。一般の方はそのことを知らないので修繕の際に雨の通り道を防いでしまい、雨漏りが発生してしまうことがあるのです。

以上のことから屋根は現場調査から施工まで、プロの業者に依頼することをオススメいたします。

 

  まとめ

いかがでしたでしょうか。「屋根に遮熱対策」と一言にいっても、遮熱塗料での塗装・遮熱機能つき屋根材・遮熱シートと大きく分けても3種類あり、その中でも商品種類が多くあることがわかっていただけたかと思います。その中でもコスト的にも取り組みやすい対策は遮熱塗料での塗装ですので、まずはそちらをご検討いただくことをオススメいたします。

しかしご自宅の屋根の状態によっては塗装では対応できないこともありますので、必ずプロの業者に現場調査(実際に屋根にのぼって屋根の状態を見てもらう)を依頼し、そこからどのような遮熱対策を行うかを決めていきましょう。快適な室内環境を整える上で、この記事がひとつの参考になれば幸いです。

いよいよ梅雨入り☂ 雨水の浸入を防ぐ防水塗料のご紹介

こんにちは。

いよいよ梅雨入り致しました、、、

と、いう事で前回に引き続き雨繋がりで今回は防水塗料についてご紹介をしたいと思います。

 

住宅が劣化する要因に「水の浸入」があります。建物に行う塗装には、雨水の浸入を防ぐ役割がありますが、防水塗料はその防水機能が高い塗料の事です。

そんな防水塗料についてどのような特徴があるのか、メリットや注意点をご紹介致します。

 

 「防水塗料」とは「防水機能が高い塗料」のこと

書き出し部分で「防水塗料」という表現をしましたが、この「防水塗料」という言葉は特定塗料の種類やカテゴリーを指す名称ではありません。

屋根・外壁の塗装で、「防水機能が高い塗料」、ヒビ割れに追随できる「弾性塗料」を指す言葉として使われているケースが一般的です。

また、この『防水塗料』と屋上やベランダで使用される『防水材』と混同されることがありますが、その防水性能、施工方法は大きく異なります。

今回は塗膜がヒビ割れに追随することで、建物内部への雨水の浸入を防ぐことができる「弾性塗料」を中心に話を進めていきます。

 

  防水機能の必要性

そもそもなぜ塗料に「防水」という機能が必要なのでしょうか。

それは住宅の劣化要因と大きく関わっています。
住宅が劣化する一番の要因は「水の浸入」です。水が建物内部に浸入し、劣化が進行した場合、以下の状態が想定されます。目には見えませんが、住宅は日常の中で小さな振動を受けており、そのダメージが蓄積するとひび割れを起こすことがあります。そのひび割れから住宅に水が浸入することで、防水シートの内側にある住宅内部の柱や梁等の構造材を腐らせ、住宅の寿命を大きく縮めることになります。

雨水で腐食した断熱材雨水で腐食した断熱材

そのような事態を避けるためにも、弾性塗料がその防水性によって、住宅に水を浸入させないように守っているのです。

 

  防水機能のメカニズム

弾性塗料はどのようなメカニズムで、防水機能を発揮しているのでしょうか。

弾性塗料の一番の特徴は一般的な塗膜と比べてゴムのような弾力/塗膜に柔らかさがあることです。この塗膜の弾性(塗膜の伸縮性)があることで外壁のひび割れにと撒くが追随することができます。

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弾性塗料(伸縮率200~600%程度)は他の一般塗料(伸縮率100%程度)よりも伸縮性に優れており、ひび割れに合わせて塗膜が伸びて、ひび割れをカバーすることで水の浸入を防ぎます。

伸縮性を持たない一般的な塗料は外壁にひび割れが起きた際、一緒に塗膜まで割れてしまい、ひび割れが表面に出てしまい、そこから水が浸入してしまうのです。

このように「住宅を水の浸入から保護する」という観点から見ると、弾性塗料は非常に重要な役割を果たす塗料と言えます。

 

 弾性塗料の種類

この章では製品化されているいくつかの弾性塗料を紹介します。

 

【DANシリコンセラ/日本ペイント株式会社】

DANシリコンセラ

大手塗料メーカー、日本ペイントの1液水性反応硬化形弾性塗料です。
伸縮率は400%以上あり、セラミックハイブリッドシリコン技術が従来の塗料に無い高い耐候性を実現させ、耐候年数10~12年の塗料です。
また防カビ機能、更には透湿性、低汚染性も兼ね備えており、降雨時には雨水が汚染物質を一緒に洗い流す機能を持っています。

 

【EC-5000PCM/株式会社アステックペイントジャパン】

EC-5000PCM①

アステックペイントジャパンの水性形一液外壁用防水ピュアアクリル系上塗塗料で、塗膜の伸縮率が約600%あり、ひび割れに塗膜が追随してひび割れを表面に露出させません。また、一般的な弾性塗料は樹脂に可塑剤を入れて伸縮機能を持たせていますが、可塑剤自体は3~5年で気化してしまうため、伸縮機能は低下してしまいます。しかし、この塗料は可塑剤を使用せず、樹脂そのものが伸縮機能を持つため、長期に渡って伸縮性を保持し、耐候年数も15年以上と非常に高い耐候年数の塗料です。また、遮熱機能や防カビ機能も兼ね備えた高機能な塗料です。

 

【セラミクリーン/エスケー化研株式会社】

 

セラミクリーン

 

エスケー化研が販売している高耐久性・低汚染型水性セラミックシリコン単層弾性塗材です。オリジナル技術に基づく弾性セラミックシリコン樹脂を統合材とすることで、従来の単層弾性塗材と比べ、耐久性を向上させた塗料です。低汚染性、防カビ性も持ち合わせた塗料です。

 

【アレスアクアビルド/関西ペイント株式会社】

 

アレスアクアビルド

関西ペイントの多機能水性反応硬化形エマルション系単層弾性仕上塗材です。「水性アクリル‐シリコン樹脂」という樹脂が使用されています。この樹脂は、ガラスやセラミック等に含まれている強靭な構造を持っており、耐候性に優れています。また、湿気を放出できる透湿性もあるため、結露を緩和します。

 

  弾性塗料に適した下地と適さない下地

弾性塗料がより性能を発揮できる下地、劣化状況によっては性能を発揮できない下地も存在しますので、注意点をご紹介いたします。

ひび割れが発生しやすい「モルタル」に最適

モルタル

モルタルとはセメントと砂、水を練り混ぜた建築資材です。このモルタルは素材の性質上、ひび割れを起こしやすい資材です。

計何劣化や建物の揺れ等の影響で表面にひびが入りやすいモルタルには防水塗料がおススメです。そのひび割れに弾性塗料の塗膜が追随し、ひび割れを表面に出さない効果が期待できます。

「窯業系サイディング」は劣化状況に注意が必要!

窯業系サイディングとは、板状の外壁材で内容成分の80%がセメント、残りの20%が繊維質、増量材で形成されています。現在では日本の新築住宅の約80%にこの窯業系サイディングが使用されています。

一般的に弾性塗料を「窯業系サイディング」に塗布する場合は、注意が必要とされています。

窯業系サイディングはモルタルよりも蓄熱性が高く、その熱によって弾性塗料の塗膜が伸縮し、最終的に外壁表面に「膨れ」や「剥がれ」が発生してしまう可能性があるためです。また、サイディングボードがすでに水分を含んでしまっている場合も「膨れ」や「剥がれ」を引き起こす場合があります。

そのため、窯業系サイディングを弾性塗料で施工する場合は以下のことに注意して下さい。

①サイディングに反りがなく、水分を吸収した痕跡がないか。
②既存塗膜に「膨れ」、「剥がれ」が発生していないか。

塗装を行う前に、業者と一緒に家の周りを1度確認し、上記のような症状が見られないか確認をしましょう。上記の内容が当てはまる場合は、弾性塗料での塗替えはおススメできません。

塗膜の膨れ塗膜の膨れ、剥がれ

上記の内容に当てはまらない場合は、浸透型のエポキシ系シーラーを外壁に光沢が出るまで塗布し、淡彩色の弾性塗料を使用することで、防水機能を最大限に発揮することができます。

 

 まとめ

いかがだったでしょうか?
「防水塗料」は特定塗料の種類/カテゴリーではなく、屋根・外壁の塗装で「防水機能が高い塗料」、ひび割れに追随できる「弾性塗料」を指す言葉です。その中で弾性塗料は伸びることで、ひび割れの表面化を防ぎそこからの雨水の浸入を防ぎます。住宅への水の浸入を防ぐことで、建物の寿命を延ばし、安心に生活を続けることができるのです。

ぜひ、こちらの記事を参考に住宅の塗替え、塗料選びをご検討されてみてはいかがでしょうか。

 

当社では無料で屋根・外壁の劣化診断を行っております。
お気軽にご連絡下さい。

梅雨入り目前!!雨漏りについての基礎知識

こんにちは。

暑かったり涼しかったり気候の変化が激しいですが、皆様は体調を崩されていないでしょうか?

もうすぐ梅雨入りということで、今回は雨漏りについてご紹介したいと思います。

 

雨漏りの原因

「雨漏り」と聞くと、屋根をイメージしがちですが、現在は屋根材や施工技術が進化したため、屋根ではなく外壁や窓のサッシ、壁を貫通する給排水管などの隙間から水が浸入するケースも見られるようになりました。

もちろん、屋根から雨水が進入する可能性がゼロというわけではありません。屋根から雨水が浸入したケースでは、どこをつたって室内まで達したのかが判断がしにくく、一概に雨漏りしている箇所の真上が問題のある箇所だともいえないこともあります。雨漏りではなく「漏水」や「結露」が原因だったというケースもあります。

よくある雨漏りの原因5つをまとめてみました。普段から見える範囲でチェックしておくと、もしものとき安心かもしれません。

劣化状態によっては原因箇所が複数ある場合も考えられます。

・屋根瓦の割れた部分から

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経年劣化もしくは台風・地震による外的要因から、屋根のスレート瓦のヒビ割れ、漆喰の崩れ、瓦のずれなどから雨漏りが発生します。

・ベランダの防水塗膜のヒビ割れから

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ベランダの防水工法が塗膜防水(塗料で行なう防水工事)の場合、人の出入りによって擦り切れ、ヒビなどのダメージが屋根や外壁よりも早く現れる傾向があります。加えて、排水口が詰まっていると雨水が流れず、ヒビから雨水が浸入し雨漏りに繋がります。

・サッシ枠と外壁防水シートの隙間から

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通常は外壁をつたって流れていく雨水が、経年劣化によって発生したヒビ割れや縮んだシーリングの隙間から浸入します。そのような浸入を防ぐためにサイディング/モルタル外壁の裏面には、外壁防水シート[透湿防水シート(サイディング外壁)、アスファルトフェルト(モルタル外壁)]がはられています。しかし、施工不良や経年劣化によってサッシ枠とシートの間に隙間ができていると、そこから建物内部へ雨水の浸入を許すことになります。

・給排水管から

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給排水管もサッシ枠と同じように、外壁と防水シートを貫通しているためそこに隙間があると雨水が浸入してしまいます。

・天窓から

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建材・施工技術が進化して雨漏りがしにくくなってはいますが、それでも通常の窓と比較すると雨漏りの原因になりやすい箇所といえます。

 雨漏り調査は業者に依頼?自分でチェック?

定期的にプロに雨漏り調査を依頼するのがベストです。

原因を特定するのが難しいということもありますが、屋根など普段全く見ないような箇所も見る必要があるからです。

早い段階で雨漏りを発見できれば修理費も安くなります。

もしすでに天井や壁のクロスなど室内に雨漏りの症状が出ている場合は、かなり劣化が進んでいますので至急業者に依頼しましょう。

どんなタイミングで調査を依頼すればわからないという方は下記の項目を自分でチェックしてみてもいいでしょう。

2階や3階は危険ですので見える範囲でチェックを行ない、一つでも気になったら業者に診断を依頼しましょう。

【外観】

・スレートや瓦にヒビが入っている、ずれている

・コーキングが剥がれている

・棟板金が浮いている

・外壁が色あせて(変色して)いる

【内装】

・天井や壁のクロスが浮いている

・押入れ(クローゼット)の中にカビが発生している

・サッシや窓枠に水滴がたまっている

・最近カビ臭くなったところがある

・雨が降るとどこかから水滴の音がする

 

   雨漏りを補修する方法

雨漏りを直す方法としては、自分でできる応急処置と業者に依頼して行なうものに分けられます。

 

 自分でできる雨漏りを補修する方法(応急処置)

・ブルーシートをかぶせる

・排水口をきれいに掃除する(水がきちんと流れるようにする)

・防水テープで雨水の浸入口を塞ぐ 等

ブルーシートや防水テープは劣化が早く、しばらく経って雨漏りが再発する可能性が高いです。一時的な応急処置と考えたほうがいいでしょう。

業者に依頼する場合の修理方法

・浮いた棟板金をはずし、新しく打ち直す
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・ヒビ割れたスレートをコーキングで埋める、場合によっては新しいものに替える

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・割れた瓦を新しい瓦に交換する等

その他にも原因に合わせて、補修や交換を行ないます。

費用は劣化状況によって変わってきます。

必ず一時しのぎの応急処置なのか雨漏りを根本的から解決する補修なのか確認しておきましょう。

経年劣化で様々な箇所から雨漏りしている場合などは、屋根の葺き替えをした方が結果として安く済む場合もあります。

 

   優良業者の見分け方

業者に任せきりではなく、どのような調査を行なうのか、雨漏りの原因はどこなのか、原因に対してどのような工事を行なうのか納得するまで説明してもらうことがポイントになります。

専門知識を持った、腕のいい業者であればわかりやすく教えてくれるはずです。

場合によっては、「突風後に雨漏りがし始めた」「築10年もたたないのに雨漏りしてしまった、安く修理できないか」など質問をぶつけてみるのもいいでしょう。火災保険に加入しているかどうか確認してきたり、住宅瑕疵担保責任保険の説明をして安価で工事ができることを提案してきた業者は専門知識があるといえます。

その他にも、雨漏り修理の実績がどのくらいあるのか、雨漏りの原因特定に秀でた「雨漏り診断士」の資格を持っているかどうかなど、インターネットを利用してチェックしておくと安心です。

質問しても「大丈夫ですよ、おまかせください!」と曖昧な回答しかしない、「いま契約してもらえれば割引しますよ!」「いまかなり危険な状態で、このままだと雨漏りが発生しますよ」など契約を急かすような場合は依頼しない方が無難です。必ず「どうして安くなるのか」「どこが、どのような劣化状態だから危険なのか」など根拠を確認するようにしましょう。もしくは、他の業者以外にも調査を依頼し、比較してみるのもいいでしょう。

地域密着の施工店であるかも重要です。地域密着店は事務所・店舗が近いため、小回りがききやすく対応が早いです。また、地域密着の施工店は地域住民の評判、信頼が重要なので、何かあった場合もすぐに対応してくれるでしょう。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

雨漏りについて少しでも理解しておけば、必要以上に不安に感じることもなくなりますし、悪徳業者にひっかかりにくくなります。

覚えておきたいポイントをまとめておきましたので、しっかりおさらいしておきましょう。

  • 雨漏りの原因が必ずしも屋根というわけではない
  • 雨漏りの原因は多種多様で、プロでも特定が難しい
  • 普段からポイントを目視でチェックしておき、何か引っかかったら業者に診断を依頼するのが◎
  • 不安をやたらとあおって雨漏り工事を行なわせようとする業者には要注意
  • 優良業者を見極めるポイントは、どこがどのように劣化しているから雨漏りをしているのか、どのように修理するのか納得するまで聞くこと

 

今回ご紹介させて頂いた雨漏りについて、少しでも皆様の参考になれば幸いです。

今後も皆様のお役に立てる様、いろいろな情報を載せていきたいと思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。

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